3月の終わりに思うこと

3月もあっという間に今日と明日の2日間を残すのみとなった。

例年冬が長引き、ようやく春になったと思ったらすぐ夏が来る傾向が強くなっている。

特に今年の3月は、雪が降ったり晴れていても風が強く異常に寒い日が続いて、桜の開花も大幅に遅れた。

 

   春と秋痩せてメタボな夏と冬

   二、三日短いはずが長い冬

   弥生来て春待つ空気読めぬ雪

 

しかし我が家の庭はそんな気候変動などお構いなしに、今年も次々と花を咲かせてくれている。年が明ければ、まずロウバイやクリスマスローズが咲き、待ちかねたようにツバキ、スイセン、梅が続く。ミモザは垂れ下がった枝に重そうな花を目一杯付ける。そしてアセビやハナニラや菜の花も負けじと咲き誇る。

誰が教える訳でも指示する訳でもない。毎年この時期に順番を違えず、きっちりと花を咲かせる。自然界の不思議さと偉大さに改めて感嘆したりする。

 

だが一方で温暖化による気候変動は、予想をはるかに超えて我々の日常に影響を及ぼし始めているのかも知れない。恐らく4月になればすぐに気温は30度近くまで上昇し、4月後半ともなれば30度超えもあるだろう。

まだ人類の大半は、そんな気候変動を恐怖とまでは感じ取ってはいない。

そのことが、何の論理的根拠も持たない自分のような人間の単なる取り越し苦労であって欲しいと思ってはいるのだが ・・・。