青梅マラソンのラストランに向けて

台風のもたらした大雨が上がって、真っ青な空と爽やかな風の吹く中を走ってきた。

夕べは警報級の風と雨だったので、さすがにグリーンロードには吹き飛ばされた小枝が散乱し、東部公園には幹回りが1メートルもあろうかと思われるケヤキが根元から折れて倒れていた。

それにしても一時は走るのも苦痛だった腰の張りと右足太ももの外側の痛みが今はもう殆ど気にならない。あまり無理をしないように心がけて走ってはいるが、それでも自然に持久力が回復して、無意識に1,2キロは持続して走れるようになった。

青梅マラソンもコロナ禍で2020年から3年間中止していたが今年からやっと再開したようだ。

自分は2019年の大会がラストランだったと諦めていたが、この調子が続いてくれれば、来年の大会への出場も決して夢ではなくなる。

あの春浅い青梅路の光る風の中をもう一度若い人に交じって走ることが出来たらどんなにいいだろう。それこそ「これがラストラン」の万感の思いを抱いて走りたい。そのためには、10Km80分の制限時間をクリアできるだけの走力を回復することが必須要件となる。

これから来年の2月まで、自分の歳とにらめっこしながら少しずつでもその目標に近づいて行けたらと思う。

小金井街道の信号で立ち止まり、心地よい汗をぬぐいながらそんなことを考えていた。