川柳教室

川柳教室に入会していつの間にか2年。何かもう少し余生を楽しむための趣味を増やせないものかと考えていた矢先、市報に載っていた川柳教室に応募したことがきっかけとなった。

川柳は15年ほど前にNHK学園の通信講座を半年ほど受講したことがあったが、受講終了とともに疎遠になっていた。

教室は月1回開催。生徒は現在7名。毎月先生から出される宿題と雑詠というテーマで、めいめいが詠んだ句を提出する。一人最高6句までという決まりに従い、自分はいつも宿題3句、雑詠3句を作成する。コロナ禍のこうした時期ということもあるのか、先生の講評を聴いている以外、生徒同士の会話は殆んどない。そのお陰で教室には個人的嗜好に基づく感想や余計なお世辞といった発言がない。それがまた自分にとって好都合でこの上ない居心地の良さを感じる。

一口に川柳と言ってもやはり奥深い。才能の乏しい自分には、なかなか良い句は作れない。

ただ、最近俳句と川柳の違いについて、少し分かってきたことがある。

俳句はとことん含みを持たせた表現で句を作り、それを読み手側に如何に読み取ってもらうか、であるのに対し、川柳は如何に解り易く句を作り、それをどれだけ読み手側に共感してもらうのか、なのだと思う。

まだまだ自分は、川柳の奥深さの入り口にも到達していないのかも知れない。

だが、創作の苦しみや楽しみが脳の活性化にもつながると信じて、これからも下手は下手なりに、作り続けようと思っている。