緊急事態におけるゴルフコンペ開催に思うこと

先日、緊急事態宣言が未だ解除されない埼玉でゴルフコンペを開催する旨の案内が来た。現役時代に苦楽を共にしたなつかしい仲間同士の集まりではあったが、残念ながら不参加にした。

理由は、コロナだけは半端なく被害者にも加害者にもなりたくないこと。それともう一つは、外出自粛要請によって売り上げが9割も激減する中、何とかテイクアウト等に活路を見出して、必死に食い繋いでいる飲食店や中小規模の会社の経営者の姿を見ると、とてもゴルフに出掛ける気分にはなれないこと。

そのゴルフ場だって感染リスクを少しでも減らすため、レストランや浴室を閉鎖し売り上げの大幅な減少覚悟の身を切る営業努力を続けている。

別に、ゴルフに出掛ける人々を非難する気はサラサラない。

でも、これだけは確かだ。(何もゴルフに限ったことではないが ・・・)

「自分一人位いいだろう」「感染なんかするはずがない」そんな思いで出掛けて行く人が多ければ多いほど、宣言や自粛の解除は遠のいて、現状社会全体を覆う不穏な空気や苦しみは、それだけ長く続いてしまう。

「いつになったら終息するのか?」ではなく、今こそひとり一人が自粛する辛さに耐え「早期に終息させるぞ!」といった強い意志を持続させること以外、この危機を乗り越えるすべはない。