今冬は記録的な暖冬で、あちこちのスキー場は雪が全く降らず、人工雪を降らせて何とか凌いでいる始末。
札幌も「雪まつり」の開催が危ぶまれるほどの雪不足に悩まされているんだとか。
東京はと言えば、新しい年が明けてから冬晴れて日差しの温もりを感じられる日が多く、今が一年中で一番寒い時期であることなんて、すっかり忘れてしまっていた。
そんな油断を戒めるかのように、今日は朝から冷蔵庫の中にいるような冷気があたりを包み込み、とうとう昼前から今冬初めての雪が降って来た。
歳を取ると寒さは堪えるけれど、やはり冬は冬らしいのがいいと改めて思う。
温暖化の影響なのだろうか、過ごしやすい春や秋は年々短くなって、長くきびしい猛暑、そして暖冬、どこか自然のバランスが崩れ始めているように思える。我々の体調への影響のみならず、四季折々に咲くはずの花々がとんでもない時期に狂い咲きしたり、それは自然界に息吹く万物に、知らず知らず影響を及ぼしているのかも知れない。
久しぶりに我が家の庭に降る雪を眺めながら、しばしそんなことに思いを馳せていた。